人生で最も高い買い物は何かと聞かれたら不動産と答える人が大半だと思う
不動産以上の高い買い物をどれだけ思い浮かべられるだろうか
意外なものを思い浮かべた人も、全く思い浮かばないという人もいるだろう
買い物ではなく出費(人生で最も高い出費)だとしたら、答えは変わってくるだろうか
賃貸住宅に住んでいれば家賃という出費が発生するが買い物ではない
長い目で見たら住宅を購入するより賃貸の方が高い出費となる可能性もある
もしかしたら将来、高額な医療費が必要になるかもしれない
それでも不動産購入に比べたら安価だと思うが実際はどうなのか見当もつかない
収入に比例して健康保険料の負担は高くなるが、
これも間接的な医療費と考えて計算したらどうなるだろう
保険料込の医療費が住宅購入費よりも高くなる人がいるかもしれない
食費はどうだろうか
食費については一食あたりでは安価だが一生で考えたらかなりの高額になる
仮に１日２０００円として１年で７３万円、８０年間としたら・・・
不動産を購入するより高くなることもある
不動産購入の場合、一般的には住宅ローンを利用することが多い
購入価格よりローン金利の負担があるので総支払額はかなり高くなる
それでもローンを完済したら負担はかなり軽くなる
冷静に考えたら不動産購入はそれほど高くないようにも思える
住宅の購入を目指している人は減ってきているのだろうか
少数の高収入者を除いて、全体的に低収入となってきているように見える
収入が少なければ住宅購入を考えることはないかもしれない
でも一般的に若い時期は収入が少ない
住宅ローンの支払は長期に渡るのでなるべく若い時から支払い始められる方がいい
(３５歳で購入して３５年ローンを組んだら完済予定は７０歳となる)
少ない収入でも貯蓄ができているならば住宅購入を目指すことはできる
頭金が多ければ借り入れる金額が少なくてすむ
ローン金額が少なければ審査も通りやすい
だから住宅購入を目指すなら
できるだけ若いうちにできるだけ多くの貯蓄を目指す
収入が少ないならば出費をなるべく抑えて貯蓄額を増やす
それに加えて収入を増やす方法を学ぶ
大きな目標を持てば可能性は広がっていく
だから収入が少なくてもマンションでも一戸建てでも購入できるようになる
現金で一括払いできるような人ならば特に問題はないかもしれない
一番大きな問題は住宅ローンの返済である
借入金額が高いほど返済期間が長いほど金利負担は大きくなる
返済方式などにもよるが一般的には返済当初の数年間は元金が意外と減らない
月々の返済額が同じでもその内訳として元金と金利の割合が違っている
初めは返済額の大半が金利で元金の割合は低くなっている
つまり返済当初の数年間はローンを払っても元金がなかなか減らない状態が続いてしまう
このことを理解して早期に貯蓄・繰り上げ返済をするなど何かしらの対策が必要となる
住宅ローンの返済は長期間に渡るのでその間に考えられる不測の事態への備えも必要
大きな病気や勤務先の業績不振など何が起こるかわからない
ローンの支払以外にも固定資産税などの負担も発生する
しっかりと情報収集することによってローン破綻することのないように気をつけたい
大災害
災害に関してはいつどんなタイミングで起こるのかはわからない
地震、津波、台風、豪雨、落雷、火山の噴火など
確率的には非常に少ないが購入直後に大災害で住宅を失うというリスクはある
日本は地震大国と言われ過去に様々な被害が引き起こされている
その度に耐震基準が改められたりしているので適正に建てられた建物は簡単には倒れない
住宅購入を検討するなら大災害が起こることもある程度考慮する必要があるだろう
その他
契約書など書類上の問題、建物の不具合、近隣トラブル、など
住宅購入に限らずどんなことでも何かしらの問題が起こる可能性がある
予期できないことが起こるから問題になるのだろう
可能な限り気になる点が納得できるようになるまで契約しないことも重要とも言える
高価な買い物だから考えるべきことがたくさんあるのだと思う
だからこそマンションでも一戸建てでも住宅購入を目指す価値があるのだろう
